<詩歌>ごめん。

その節は 指輪の形をした嘘が君を悲しませました ごめん

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 投稿マニアとかが大嫌いだった。
 なぜなら昔、僕は投稿マニアだったのだ。
 そんな恥ずかしい過去はきちんと封印できたのだと、僕は信じて20代を乗り切った。

 どうやら封印していた護符はちょうど十年で効力が切れてしまったようだ。「お取替え時期の目安」とか書いといてくれよな。ったく。

 十年分たまりにたまった投稿マニアの呪いは、三十路を迎えた今、ご存知の通り、ワニの化身になって大暴れである。
 昔の映画「ゴーストバスターズ」に、NYの街を破壊する巨大なマシュマロ人形を見た主人公達が「なぜマシュマロ・マンが……」と呆然とするシーンがあったが、僕もまさにあんな感じに、「なぜワニ……」という風に立ちすくんでいる。
 でもまあ仕方がない。呪いというのはしばしば、意外な姿で僕達の眼前に現れるものなのだ。

 去年の夏、指輪の形をした嘘、をはずしてしまったことも、ちょっとだけ、影響してるのだと思う。これはまた別の話。
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by AyatoSasaki | 2004-04-27 02:06 | あらら短歌